道端の手袋

両方揃うことはない

常設S救世主伝説ベスキングとは

Ⅰ 〜はじめに〜


2020年7月から配信開始されたアプリ、「ドラゴンクエストタクト」により、ちきうは核の炎に包まれた。



人々はピックアップガシャの確率に慄き、育成の辛さに身悶え、天井は実質300万の事実に涙した。ぎこ〇ちゃんは1ヶ月位で引退した。


Sの確率はただでさえ低いのに当たりとされていたキラーマシン、ワイトキング、スライムエンペラーを覗いた常設Sランクモンスターは初日からゴミ呼ばわりされ、もはやこのゲームに救いはないと思われた。



だが、あるモンスターの噂が囁かれ始め事態は一転した。




「完封まで、あるかもしれない」





「闘技場で最強になれる」






「ストーリーで強敵をハメられる」


上記の当たりモンスター達をも蹴散らす可能性があると嘯かれたそのモンスターとは





ぶちかま神拳伝承者、ベスキング






人々は彼を「ワンチャンある」と呼んだ







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Ⅱ.ベスキングって、なーに?


彼を語るためにはまず、その生い立ちを知らねばならない。

人となりを知ればこそ、我々は常設の救世主
を真に知り得たと言えるだろう。





まず、ベスキングは大人気国民的RPGドラゴンクエストシリーズに出演していない。


彼の初登場作品は今は亡き「ドラゴンクエストモンスターパレード」である。



筆者もプレイしていたのでよく覚えている。


JOKER3等にも出演しているが彼の主戦場はドラゴンクエストを題材としたソーシャルゲームだ。


つまりドラクエの本当の子供ではない卑しき出自であり、これはルドマンの本当の子供ではないあのドラゴンクエスト史上最悪の醜女フ○ーラと被る。


この時点で「捕まってないだけのスライム」「それはもうう○こなんよ」等と罵詈雑言を投げかけてくる心無い千鳥も居ることだろうが待ってほしい。

今からタクトにおけるベスキングの能力を見せつけることにより救世主であるということを証明してみせようとおもう。
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Ⅲ.実際に検証してみた!(べスキンTV)



そもそもべスキングが完封まであると言われる理由とは何か。


その答えが「ぶちかまし」である。


ぶちかましは体技の無属性攻撃である。これだけ聞けばただのゴミ技なのだが、この技は違う。




こちらの画像を見ていただければわかるのだが、技の範囲が扇形でとても広い。

そのうえ攻撃した相手を2マス後ろに移動させるという効果を持つのだ。

これが「完封のベス」の象徴でありべスキングの名を世に轟かせた暗殺拳である。

ぶちかましは一子相伝、伝承者はべスキングのみなので他の誰にも真似できない。

敵を一所に封じ込め続けるフビライ・ハーンもびっくりの卑劣な戦法もとい万夫不当、一騎当千ぶりである。

さっそくこちらを使用し戦闘していきたい



パーティはこちら。

真の王を決めるための闘いに雑兵はいらない。強者は群れないのだ。


スキルは全てレベル5、完凸レベル100である。


戦いが始まった。敵は雑兵を引き連れ踏ん反り返っている。真の王の行動とはとても思えない。



卑劣な悪鬼共に伝承者の怒りの鉄拳が炸裂する。




177ダメージ。敵のHPを一撃で半分まで減らす程の威力である。これには偽りの王もたじろぎ部下に攻撃を命じるが




敢えてその攻撃を受けることで自らの力を示す。


あっという間に配下を蹴散らし一対一の闘いへ。


敵は愚かにも詰め寄ってくるがぶちかましの前には無力である。届くはずのない相手にひたすら向かってくる様は実に滑稽だ。



正義は勝つ。






これにて、ベスキングとぶちかましがいかに強いか、ということが証明されたことと思う。
完封伝説は事実だった。





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Ⅳ.真実



ゴミである。

ドラゴンクエストタクトにおいて体技、という攻撃は威力がレベル依存であり、通常の物理技や呪文と比べて遥かにダメージが出にくい。

ベスキングも例外ではなく、完凸でレベル100、強化も+5にも関わらず「177」ダメージしか出せない。ハナクソみたいなもんである。
ちなみに比較としてCランクのブルホークは特技+5のふうじん斬りで300以上出せる。


上記のようなへなちょこ共相手に死にかけている時点で中々にまずい。何度も書くが完凸なのだが。


更に言えば完封などできない。
このゲームはリリース当初から高難易度のクエストでは「ぶちかましの強制2マス移動が効かない」ボスが多数居たのだ。

仮に効く相手だったとしても遠ざかるせいで味方の攻撃がとどかず、そもそも味方の攻撃が届くということは相手の攻撃も味方に届くということであり、戦法として破綻している。これを強いと思う人間が戦をすれば一瞬で首を街に晒すことになるだろう。

約8ヶ月間のサービスの中でまともに役に立った場面はドラクエ3イベントの「ピラミッド」くらいだろう。無くても余裕でクリア出来るイベントだったが。



だがこれは本当にベスキングが悪いのだろうか?そもそも完封がなんたらなどとほざく者たちが居なければ、イタズラにおちょくり記事など書かれることも無くメタルドラゴン達と安らかな眠りについていたはずである。


当たり前ではあるが今ではもう完封のかの字も出てこない。しっかりメタルドラゴン枠で認知されている。

しかしサービス開始から1ヶ月程度の間、ベスキングがワンちゃんあると宣う者共は確実にいたのだ。悪しき者たちに踊らされ初心者限定S確定チケットからベスキングが出て喜んでいた筆者が保証する。

調べたところツイッターや個人ブログで強いと言っている人は僅かに散見されたがいずれもそう多くの人の目につくものではない。ではどこで、だれが…?

その悪の権化、すべての元凶は今もYou Tubeに巣食っている。

 




いつしか上方修正が来て、本当に「完封」できる勇者となることを心より祈る。テマキTVを許さない。